2018.05.15 Tuesday
手紙~あの頃の君へ~
男の子から手紙が届いた。
「ギターソロは難しくないとソロではないのですか?学校でソロも弾けないのにギター弾けるとか言うな、とクラスメイトから言われて悩んでます。嘘ギターリストなんて酷いあだ名も付けられました。難しいソロを弾けないとギターを弾いてると言ってはいけないのでしょうか?悔しくて手紙を書きました。HOTEIはどう思いますか?」
難しくない、けどカッコいい。そんなギターソロを。とHOTEIは思った。
思えば自身もそんな幼く純粋な気持ちをギターのネックを握りしめた時は感じていた。
HOTEIは思い出した「そうだ。俺はギターソロよりも鏡の前でピートタウンゼントの腕の振りをマネしてジミの歯で音を出す様な奇抜さにシビれてた。DEVOのマネをしてドガヘル改造して被ったり。ギターリストはそもそも外観の格好良さから入った!確かにソロを難しいとしたことは俺にもかなりの非があるな。。チェッ…」
「この少年のような難しいギターソロを弾けなくても誰でも、そう。なんなら今ギターを始めた人でも弾けて且つカッコいい宇宙的なソロを作ろう」
HOTEIはもう一度鏡の前に立ちギターを抱えてピートタウンゼントの腕の振りのアクションをして思いきり高く飛んだ。
そう。あの頃の自分を思い出して。
しかし。
頭が天井に突き刺さってHOTEIはそのまま抜けなくなった。
こうしてかの名曲「サレンダー」のギターソロが出来上がった。
※全部
フィクションです。
さっき考えマスタ。すみません。